実質GDPと名目GDP

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統計表一覧(2020年10-12月期 2次速報値)

名目暦年(CSV形式:8KB)・実質暦年(CSV形式:10KB)

https://www.esri.cao.go.jp/jp/sna/data/data_list/sokuhou/files/2020/qe204_2/gdemenuja.html

 

 

GDPは、国内で生み出された価値の総額。

名目GDPは、その時の価格で合計。実質GDPは、物価の変動を反映して計算。

例えば、ある年にワインが1000円で10個で売れた。翌年に超インフレになり、そのワインが100万円で1個売れた。名目GDPの場合は、翌年のGDPは100倍になりますが、実質GDPは、1/10倍。

名目GDPは、庶民の実感に近い。実質GDPは、経済成長率を測る。

 

上記のグラフを見ると、実質GDPはすごくあがって、成長しているように見えます。震災で下がって、コロナで下がってるけど、成長しているように見えます。それはグラフのマジックで、実際は下記で、横ばいです。

 

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1994年は、実質GDPと名目GDPの乖離が大きく、名目の方が大きいです。これは、物価が高かったことを意味します。1994年時点の価格で100兆円のモノが5個売れて名目GDPが、500兆円だとします。実質GDPを計算すると450兆円でした。そうなるとそのモノの実質の価値は450兆円÷5で、90兆円となります。インフレ気味ということになります。

 

2010年に、実質GDPと名目GDPが逆転しました。これはデフレ気味ということになります。2010年時点で100兆円のモノが5個売れて名目GDPが、500兆円だとします。実質GDPは550兆円でした。そうなるとそのモノの実質の価値は550兆円÷5で110兆円になります。実質110兆円のモノが100兆円で買えるので、デフレ気味ということです。

 

それを表したのが、GDPデフレータで名目GDP÷実質GDP×100で計算する。

100%以下だとデフレ気味、100%以上だとインフレ気味となる。

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アベノミクスは2013年から。見事にデフレを脱していることがグラフからわかりました。

 

利用した内閣府のデータ。
単位:兆円

  実質 名目 GDPデフレータ
1994 446.5223 510.9161 114%
1995 458.2703 521.6135 114%
1996 472.6319 535.5621 113%
1997 477.2695 543.5454 114%
1998 471.2066 536.4974 114%
1999 469.6331 528.0699 112%
2000 482.6168 535.4177 111%
2001 484.4802 531.6539 110%
2002 484.6835 524.4787 108%
2003 492.124 523.9686 106%
2004 502.8824 529.4009 105%
2005 511.9539 532.5156 104%
2006 518.9797 535.1702 103%
2007 526.6812 539.2817 102%
2008 520.2331 527.8238 101%
2009 490.615 494.9384 101%
2010 510.72 505.5306 99%
2011 510.8416 497.4489 97%
2012 517.8644 500.4747 97%
2013 528.2481 508.7006 96%
2014 529.8128 518.811 98%
2015 538.0812 538.0323 100%
2016 542.1374 544.3646 100%
2017 551.22 553.073 100%
2018 554.3005 556.1896 100%
2019 555.7989 561.2669 101%
2020 528.9519 539.0716 102%